第1回「概説(1)」
デリヘル談義

 これはもう、知っている人には当たり前の話だが、今日は「男性はどうやって利用するか?」という話だ。けっして誤解の無いように、前もってお断りしておきたいのだが、私はこれを書くことで、デリヘルの利用を奨励するつもりも、逆に利用しないように呼びかけるつもりもない。
 さて、男性が利用しようとする場合、店に電話するところから始まるのが一般的だ。電話番号はポストに投函されたピンクチラシやインターネットで調べる場合が多いだろう。広報にもいろいろと法的な規制があるようだが、そのあたりは詳しくないということもあり、ここでは触れないことにする。電話番号は多くの場合は携帯電話が使用される。電話に出るのはほとんどが男性だ。(というか、女性に当たった試しがないが…)
 電話では、どういうタイプが希望かなどを尋ねられる。在籍している女の子が多い場合は、それだけ選択肢も広い。ただ、在籍している人が全員出金しているわけではなく、100人いる店でも、10人ぐらいしか勤務していないこともよくあるようだ。そうなると、今すぐ利用したいなら、今いる人の中から選ぶことになる。電話で選ぶわけだから、女の子を自分の目で見て選ぶことはできず、来てみてのお楽しみ、ということになる。
 自宅またはホテルの場所を電話で説明する。この時点で、利用時間などは決めておかなくてよい。自宅の場合は、一人暮らしであることや家にシャワーがあることが条件となる。(一人暮らしでなくてもよいが、女の子が来るときは自分一人でなくてはならない)
 また、ここでお店の人から、デリヘル利用上の注意点が述べられ、それに同意する必要がある。その内容は、(1)本番行為は一切しない、(2)女の子が嫌がることを強要しない、のおもに二点である。これはデリヘルである以上、どの店でも共通することだ。仮に口頭での確認がなかったとしても、(とくに(1)は)やってはいけないので注意しなくてはいけない。
 そして待機。わくわく、ドキドキする瞬間だ。多くの男性が、どんな女の子が来てくれるのだろうかと想像を膨らませながら、待っていることだろう。そのうち、ドライバーから電話がかかってくる。道順などを聞くためだ。そしてまたしばらく経つと、ドアのチャイムが鳴らされる。
 ドアを開けると、女の子が立っている。そして黙って中に入り、ドアが閉まってから言葉を交わすことになる。隣人への配慮?なのかどうか分からないが、ドアが開いた状態で言葉を交わすことはない。この時点で、この子はダメだと思えばキャンセルすることも可能だ(ということに、多くの店ではなっているが、キャンセル経験ないんで、分かりません)。その子で満足した場合は、利用時間を決めることになる。
 料金設定は店によってさまざまだが、私の経験上、200円×分という具合だろうと思う。つまり、60分が12000円、90分が18000円ぐらいだ。料金は前金で、時間を決めたら女の子が店に電話し、その場でお金を支払う。
 ここからは、一緒に遊ぶ時間ということになる。〈次回につづく〉



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